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注文住宅での間取りの決め方の優先順位と注意ポイント

注文住宅での間取りの決め方の優先順位と注意ポイント

 

注文住宅は間取りの自由度が高く、無限の可能性を持っています。家族にとって暮らしやすい家になる可能性もあれば、後悔の多い家になる可能性もないとは言えません。

 

どちらへの可能性も無限にあります。それがどちらに転ぶかということを決める要素の一つが間取りです。そして間取りの前に家づくりの結果に大きく影響することは土地と工務店です。

 

陽射しが溢れる広々としたリビングで家族揃って寛ぎの時間を過ごしたい、パントリーのあるキッチンやランドリールームで家事負担を減らしたい、趣味の時間を楽しめる空間が欲しい…など、新しい家の対する夢はたくさんあることと思います。その夢が家づくりの原動力となるので、イメージを持つことはとても大切です。

 

ただ、実際にはイメージだけではイメージ通りの家は実現できません。家づくりを進めていく上での順序や優先順位を踏まえた上で準備を進め、新しい家への夢を間取りに反映させていくことが大切です。

 

新しい家への夢を叶える土地選び

 

新しい家への夢を叶える土地選び

 

分譲住宅では土地付きの住宅を購入するので、土地を探す必要がありません。一方、注文住宅ではもともと土地を所有しているご家族以外は、土地選びをしなくてはなりません。土地は地域の利便性や環境によって暮らしやすさが変わると同時に、敷地面積によって建てられる家が変わってきます。

 

平屋の家を建てる場合と、二階建て住宅を建てる場合では、同じ床面積で比較すると、平屋の方が広い敷地が必要です。日当たりや風通しの良さ、プライバシー確保という面から考えると、平屋の方が隣家からの距離をとる必要が出てくるので、二階建てより敷地に余裕が必要です。

 

二階建て住宅の場合には、隣家や通りとの位置関係によっては、高さ制限が出てくることがあるので、土地の選び方によっては2階の床面積が減ってしまうことがあります。また、2階建てであっても、隣家との位置関係によっては日当たりと風通しの良さや、プライバシーの確保が難しい敷地もあります。

 

同じ外観、同じ間取り、同じ住宅性能の家であっても、敷地面積や周辺の環境、隣家や通りとの位置関係によって、完成した家の暮らしやすさは大きく変わります。その為、土地選びは非常に重要です。

 

予算の範囲内で購入できる土地を探さなくてはならないが、どうしても平屋にしたいから利便性は多少悪くても広い土地を探そう、限られた予算の中で家族全員が十分な居住面積を持てるようにしたいから二階建てにしよう…というように、家族の夢と予算を考え併せた上で、平屋にするのか、2階建てにするのかということを決めていきます。

 

 結婚や子育てに備えて家を建てる際、多くの人は無意識のうちに二階建てを思い浮かべるのではないでしょうか?平屋人気は高まってきてはいますが、現実的には二階建てを建てる人がほとんどです。その理由はどこにあるのでしょうか?平屋と二階建てではどっちが地震に強く、暮らしやすい家になり、価格を抑えられるのでしょうか?

コラム 平屋と二階建てどっちがいい?地震・価格・暮らしやすさ

 

施工事例

 

間取りの第一歩は家族の暮らし方のシミュレーション

吹き抜けのあるリビングと続き間の和室

 

家族の暮らし方は家族によって異なります。家にいる時間は皆が揃ってリビングで過ごす家族もあれば、夕食後はそれぞれが自分の部屋で過ごす家族もあります。

 

生活の時間帯が帰宅時間以外はほぼ同じで、朝食は家族揃って頂く、仕事で帰宅の遅い一家の働き手も週末には家族で夕食を楽しむ、共働きでご夫婦が順番にお迎えに行っている、二世帯住宅で親世帯に子育てを手伝ってもらっているなど、100の家族があれば、100通りの暮らし方があります。その暮らし方に合わせて間取りを決めていかなくてはなりません。

 

LDKの広さ

 

揃ってリビングにいる時間が長い家族なら、広いリビングが必要です。一方、既に子供たちが成長し、自室で過ごすことの多い家族なら、書斎や趣味の部屋、子どもの勉強部屋をゆったりさせ、無人になるであろうリビングに面積を割く必要はないかもしれません。

 

夕食を家族揃って頂く家族ならゆったり座れるだけのダイニングスペース、生活の時間帯がずれているので、共に食事をすることはほとんどないという家族なら、ちょっとしたダイニングスペースにし、浴室や洗面所をゆったりさせるなど、他の部分に有効に床面積を充てるという考え方もできます。

 

LDKの面積は1階部分の間取りに大きな影響を与えます。広くする為に、窮屈な浴室や洗面所にしてしまったり、狭すぎてダイニングテーブルとソファセットを両方置けない状況になってしまったりしないように、計画を進めることが大切です。

 

帰宅動線と収納

リビングから見通せる位置にある階段は家族のコミュニケーションを生みやすい

木の香る子育て住宅 浜松市南区Y様邸

 

玄関からリビングや各居室への動線によって、家族のコミュニケーションの生まれやすさ、子育て中なら子どもの行動の把握状況が変わります。

 

玄関からリビングへ直結する帰宅動線がある、リビング内、またはリビングから見通せる位置に2階への階段があるというような間取りでは、家族の自然なコミュニケーションが生まれやすく、子どもの外出帰宅の状況も把握できます。

 

リビング内に階段があると、よりその傾向は強くなりますが、来客中にはキッチンや玄関に行きにくい、音が響きやすいといった問題が起こることもあります。リビングから見通せる位置に2階への階段があるという間取りではそのような問題が起こり難く、帰宅した家族とのコミュニケーションも図れます。

 

さらにリビングに和室の続き間を設けると、普段は引き戸を開放してリビングの延長として使い、来客の際には客間として使えます。

 

このようなリビング中心の間取りでは、帰宅した家族の荷物がリビングに溢るという状況になりやすいという問題があります。家族で使える収納を玄関、またはリビング内、または玄関からリビングへの間に設けると、自然にすっきりするリビングが生まれます。

 

家事動線と収納

キッチン、パントリー、家事室、洗面、浴室が回遊できる動線のある間取り

家事と子育てを一緒に楽しむ家  掛川市 K様邸

 

キッチン、パントリー、家事室、洗面、浴室、そしてリビングが回遊できる動線があり、二階建て住宅の場合は1階で洗濯物に関わる家事が完結できるランドリールームを設けると、家事負担を大きく減らせます。

 

施工事例

 

間取りと室内環境や省エネ性の関係

 

家の中の快適さや室温の維持のしやすさ、省エネ性を決めるのは断熱性と気密性だけではありません。間取りも大きく影響します。

 

拭き抜けと格子

拭き抜けと格子で空気を循環させる間取りのLDKと和室

採光と通風を最大限意識した家 浜松市T様邸

 

吹き抜けと格子の組み合わせが、2階の窓からの陽射しを遮ることなく1階まで届け、1階の窓からの風を2階の窓へと通します。

拭き抜けと格子で空気を循環させる間取りのLDK

 

拭き抜けと土間

夏涼しく冬暖かい環境を作る通り土間と吹き抜けの組み合わせ

通り土間のある楽しい暮らし 湖西市O様邸

 

周辺の環境に合わせて吹き抜けを設けると、日当たりや風通しを確保しやすくなり、明るさ、冬の暖かさ、換気の良さが得られます。さらに、通り土間と組み合わせると、吹き抜けからの太陽熱が土間を暖め、その暖かさが吹き抜けを通って2階に上がっていくので、暖かさが循環します。

 

 新築の間取りプランを検討する中で、吹き抜けがあるといいな…とは思っても吹き抜けがある家は夏暑く冬寒いなどのデメリットを耳にすると迷ってしまうことはありませんか?

吹き抜けは本当に暖房しても寒い、エアコンをつけても暑いという状況を生み出してしまい、メリットは見た目のおしゃれさだけなのでしょうか?

コラム 吹き抜けのある家はエアコンをつけても寒いって本当?

 

深い軒

軒下を有効活用して家の外でも快適に 磐田市M様邸 

 

軒は日射を遮蔽して夏の室温上昇を抑えます。軒下にリビングから続くウッドデッキを設けると、リビングをより広く使えます。

 

 新築住宅を建てる際に重きを置くポイントは人それぞれですが、夏は涼しく冬は暖かいという快適な室温は誰にとっても必要不可欠です。その室温を生み出す要素の一つが断熱、そして断熱性能を判断する為の基準の一つがUA値です。

ZEHや長期優良住宅として認定される為にも求められるUA値について確認していきましょう。

コラム UA値とは住宅の断熱の性能をわかりやすくする基準

 

暮らしの変化への配慮も忘れずに

家族のかたちにつくる家 uracand ウラクアンド大壁 浜松市中区S様邸 子供の成長に応じて2部屋にできるような造りの子ども部屋

 

木造住宅は非常に寿命の長い住宅です。丁寧に住めば、子や孫の代まで心地よい暮らしが続きます。ただ、その長い間には暮らしの変化が訪れます。子育て中には、子供の成長に合わせて小さな変化が続きます。やがて子供が成長し独立していく、家を建てたご夫婦が現役をリタイアするといった大きな変化も何度か経験することになります。

 

そして、その時々で暮らしやすい間取りが変わります。その度毎に大掛かりなリフォームをするのは大変です。ちょっとしたリフォームで暮らしやすくできるような間取りにしておくこと、また時期が来たらバリアフリーにできるような備えをしておくことが、長く快適に暮らせる家に繋がります。

 

注文住宅は土地探しから住宅の完成まで長い期間がかかります。その第一歩である土地探しは非常に重要です。間取りプランと並行して探していかないと、帯に短し襷に長しといったような土地を選んでしまう恐れがあります。

 

その為、土地探しは工務店といっしょに進めることが理想的です。さらに家族の夢を叶える為にの話し合いに労を惜しまず、最適な提案をする工務店との出会いが、理想の住宅の実現に繋がります。

 

施工事例

 

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

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