【木の家】10のメリット・5つのデメリット│後悔する瞬間と対策も解説
「注文住宅で木の家を建てるメリット・デメリットを知りたい」
本記事は、こうした悩みを抱えている方におすすめの記事です。
温かみが感じられておしゃれな木の家を建てたいと思う方は多いでしょう。
しかし木の家には独特の特徴があることから、全ての方におすすめできる訳ではありません。
メリット・デメリットや後悔する瞬間と対策についてもお伝えしますので、木の家に憧れを持つ方はぜひ参考にしてください。
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木の家の『10のメリット』木の家の良さとは?
はじめに、木の家を建てたとき満足に感じられるメリットについてお伝えします。
無垢の木を使用する家ならではのよい点を確認しましょう。
熱伝導率が低いため「夏涼しく冬暖かい家に」
木は熱伝導率が低い素材です。構造材に木を使用することで、外からの熱が伝わりづらい夏涼しく冬温かい家になります。
構造材のほか手足に触れる仕上材として利用することで、夏場はひんやりと冬場はヒヤッとしない内装になるでしょう。
木特有の温かみのある色で視覚的にも暖かさを感じられます。
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調湿作用があるため「快適・衛生的な住環境に」
木材には調湿作用があることもメリットに挙げられます。
木の中には多くの空隙があり、多量の湿気を含むことができます。
夏場は湿気を吸い、冬場は放出することで、室内を適切な湿度に保てるでしょう。
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柔らかい踏み心地で「足が疲れにくい」
合板フローリングなどと比べて、柔らかく足が疲れない点も嬉しい点です。
キッチンの調理時など、長時間立ち仕事をしていると足が疲れてしまいますが、スギ・ヒノキといった柔らかい種類の木を選択することで足の疲れを軽減できます。
柔らかいことから「転倒時も安心」
柔らかいことのメリットは、疲れにくいことに加えて転倒時の安心にもつながります。
子どもや高齢者など、転倒しやすい方にとって硬い床材はケガを深刻化させるリスクを高めることになります。
転倒に対して不安を持つ方にも、柔らかな木の仕上げがおすすめです。
素材に含まれる空隙で「吸音性が高い」
調湿作用や柔らかさを生み出す木の隙間は、吸音性が高くなる特徴も生み出します。
コンクリートなど音を反響させる素材と比べて、木材は多くの空隙がありますので室内の不要な音の響きを吸収し心地よい音の響きに調節する効果を持っています。
多様な木材があり「好みの特徴・デザインを選択できる」
>施工事例:大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家(浜松市北区)
木材は多様な種類があり、好みのデザイン・特徴を選択できることもメリットです。
木は大きく分けて針葉樹と広葉樹に分かれますが、その中でも様々な種類の木があり、柔らかさ・香り・色・木目など、異なる性質を持っています。
好みの木の種類を探すことも、木の家の家づくりならではです。
温かみのあるデザインになり「おしゃれな空間に」
木には独特の温かみがあり、木を使用した家はおしゃれな空間になります。
ログハウスに代表されるように、木に囲まれた空間は視覚的に落ち着いた住環境を提供してくれるでしょう。
▶関連コラム:【二階建て】おしゃれ・人気な間取りのアイデア12選│二階建て間取りのポイント・注意点も紹介
木特有の香りから「リフレッシュ効果も」
木材にはリフレッシュ効果を感じられるメリットもあります。
無垢の木で構成した家には木の香りが漂い、その場にいるだけでリラックス効果を発揮します。
構造部分に木を利用することで「建築費用を抑えられる」
木造住宅は、建築費用が抑えられる点もメリットです。
鉄骨や鉄筋コンクリートといった素材と比較して、木は素材自体の単価を抑えられます。
さらに軽量であることから、クレーンなども小型のものを使用でき、工期も短くできるため人件費や仮設費用も抑えられるでしょう。
結果、全体の建築費用を大幅に抑えられます。
アレルゲンが少なく「シックハウス・アレルギーを抑えられる」
ビニルクロスや合板フローリングなど、新建材を主に使用した家ではシックハウス症候群が問題となっています。
一方で木の家は仕上げ材に新建材を使用する割合が少なく、シックハウス症候群をはじめとするアレルギー症状が起きづらい点もメリットです。
▶関連コラム:『シックハウス症候群』新築ではいつまで?新築だからできる5つの対策・治し方も解説
木の家の『5つのデメリット』無垢の家ならではのデメリットとは?
木の家のメリットを挙げてきましたが、木の家には特有のデメリットもあります。
建築後に後悔することのないように、デメリットについても把握しておきましょう。
仕様によっては建築費用が高くなることも
木の家は仕様によっては建築費用が高くなることがあります。
たとえば床材を選択する場合に様々な選択肢がありますが、スギ・ヒノキ・ウォールナットなど、選択する木材によって単価は大きく変わります。
ほかにも、一般的にはクロスを利用する壁面や天井などを木材で仕上げると費用も上がりますので、予算とも相談しながら検討する必要があります。
▶関連コラム:注文住宅にかかる費用の相場は30坪~40坪ならどのくらい?
湿気に弱く、シロアリ・腐朽菌対策が必要
木材は湿気に弱い点もデメリットに挙げられます。
壁の中の構造材が雨漏りなどによって湿気を帯びると、木材腐朽菌が腐食させたりシロアリが食害を起こしたりといった問題が起きます。
湿気を遠ざけるべく、防水対策や湿気を排出する対策が重要です。
人によっては木特有の経年変化が気になる
無垢の床は太陽光による脱色作用を受けて、木特有の経年変化を起こします。
こうした色の経年変化が苦手な方は、無垢の木を使用した内装に抵抗を覚える可能性があります。
▶関連コラム:【無垢床で後悔する瞬間5選】5つの対策も解説│「よかった」と思うこと・よくある疑問も紹介
一般的なフローリングと比べて傷がつきやすい
無垢床は一般的に使用されている合板フローリングよりも柔らかい場合が多く、木の種類によっては物を落としただけでもキズやへこみが生じることがあります。
こうしたキズのつきやすさは木の家ならではデメリットといえます。
施工する会社によって品質が異なる
無垢の木は湿気による膨張・収縮を起こすことから、経験のない業者にとって扱いづらい素材です。
逆に木の家を多く施工している会社では問題になりませんので、施工する会社の選び方が重要になります。
木の家・無垢の家で後悔する瞬間と対策
記事の終わりに、木の家・無垢の家で後悔を感じやすい瞬間を紹介します。
実際に建てる際に後悔を感じないよう、把握しておきましょう。
仕上げにこだわり過ぎて必要な設備・外構費用が不足した
1つ目は、仕上げにこだわりすぎて必要な設備や外構費用が不足した場合です。
デメリットで紹介したとおり、木の家は選ぶ木の種類によって費用が大幅に変わります。
仕上がりにこだわって好みの木の種類を追求した結果、キッチンやユニットバス、外構費用といった他の箇所の予算が不足する可能性があります。
リビングやダイニングといった人が集まる空間に十分な費用を投じて、寝室・子ども室といった個々人の部屋には比較的安価な素材を利用するなど、仕様と予算にメリハリをつけるようにしましょう。
生活するうちに木材に反り・狂いが生じた
無垢の木は湿気を吸う場合と乾燥する場合とで微妙に伸縮が生じます。
また、木の木目によって伸縮の具合が異なります。
こうした木の特徴を理解せずに施工すると、木材に反り・狂いが生じて歩くとき違和感を感じる場合があります。
木材の反り・狂いを防ぐためには、木を扱った経験の多い職人に依頼することが大切です。
木の家を建てる際には、施工事例を確認して木の家の事例が多い工務店を選択することをおすすめします。
仕上がりが想像していた木目と違った
3つ目は、仕上がりが想像していた木目と違った、という事態です。
木材にはひとつとして同じ柄はなく、床材1枚ずつ異なったデザインを持ちます。
同じ樹種であっても柄は異なり、違う樹種であればなおさらです。
木目の違いを避けるためには、モデルハウスや見学会に参加して好みの柄を見つけたうえで、「◯◯邸のリビングの床材が好み」など指定して、樹種と等級(節の有無や木目・色の揃い方で等級が変わります)を合わせることをおすすめします。
まとめ│木の家を建て慣れた工務店に相談を
>施工事例:梅雨の季節も爽やかに暮らす家づくり(浜松市浜北区)
木の家を建てる際に感じやすいメリット・デメリットや後悔する瞬間と対策について解説しました。
紹介したように、デメリットや後悔を感じる瞬間があるのが木の家です。
しかし一方で、木の家にはデメリットを上回るメリットも豊富にありますので、これから木の家を建てたいと考えている方は、メリット・デメリット双方を把握した木の家を建て慣れた工務店に依頼することをおすすめします。
浜松市周辺で木の香りが漂う家を建てたいと考えている方は、木の家を専門に建築する、田畑工事までお気軽にご相談ください。
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浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店
田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。
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