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終の棲家とは?選択肢や決め方、間取り、家づくりのコツを解説

終の棲家とは?選択肢や決め方、間取り、家づくりのコツを解説

 

「終の棲家には、どんな選択肢があるの?」
「終の棲家はどのように選べばいいの?」
本記事では、こうした疑問にお答えします。

 

子どもが巣立つ頃や定年を迎える頃など、ライフステージが変化すると人生の終わりを意識することがあります。

どういった選択肢があるのか、特徴とともに確認してみましょう。

 

一戸建てやマンションを終の棲家として選択する方に向けて、間取りや家づくりのコツについてもお伝えしますので、ご自宅に長く住み続けたいと考えている方も、ぜひ参考にしてください。

 

浜松 注文住宅ショールーム

 

>浜松市で「終の棲家としての一戸建て」を建てたいなら「田畑工事」までお気軽にご相談ください!

 


終の棲家とは?

終の棲家としてふさわしいワンフロア生活を送れる平屋

 

>施工事例:真壁平家は住まいの理想型(周智郡)

 

終の棲家とは、生涯の中で最後に過ごす住まいを指します。

どのような暮らし方をするのか、選び方によって人生の終わりの満足度は変わりますので、特徴を把握し入念に検討した上で選ぶことが求められます。

 

▶関連コラム:注文住宅とはライフステージの変化に応える家

終の棲家の選択肢

終の棲家を選ぶ場合、主には以下の4つの選択肢があります。
それぞれの特徴を把握した上で終の棲家を選びましょう。

  • ・自宅(戸建)
  • ・自宅(マンション)
  • ・賃貸アパート、マンション
  • ・高齢者向け施設

自宅(戸建)

玄関からリビングへの通り土間

 

>施工事例:自然の恵みで爽やかに暮らす家(磐田市)

 

終の棲家として一戸建ての自宅を選択する場合の最も大きな特徴は、自由度が高いことです。

 

住まいを好みの仕様にリフォームすることもできますし、起床時間や食事の時間などライフスタイルも家族の好みに合わせて設定できます。

また、ご自宅をお手入れすると愛着ある空間になりますので、思い出深い空間で最後を迎えられる点もメリットです。

 

その他の特徴は以下のとおりです。

 

  • ・家族だけの空間でプライバシー性が高い
  • ・マンションや高齢者施設と比べて広々した空間を確保しやすい
  • ・趣味やペットのための空間なども用意できる
  • ・メンテナンスや修繕などの計画を自分で立てる必要がある
  • ・災害の発生時など自身で対処する必要がある
  • ・積極的に関わらないと他人と交流する機会が少ない

自宅(マンション)

終の棲家の選択肢に含まれるマンション

 

マンションは一戸建てと比較すると、間取りやリフォームなどの自由度が下がる点がデメリットであるものの、共用部分の管理や清掃を管理会社が行う点や、オートロック、防犯カメラといった防犯対策がしっかりしている点が魅力的です。

 

その他の特徴は以下のとおりです。

 

  • ・駅や商業施設などが近く利便性が高いケースが多い
  • ・耐震・防火など防災設備が整っている
  • ・駐車場や駐輪場の台数に制限がかかる
  • ・ペットの飼育など趣味に制限がかかる
  • ・隣家とつながっているため騒音などトラブルになることも

 

▶関連コラム:注文住宅と分譲住宅、建売住宅、マンションの違いはなに?

賃貸アパート、マンション

終の棲家の選択肢に含まれる賃貸アパート・マンション

 

賃貸アパートやマンションを選択する場合、修繕やメンテナンスなど共用部や建物全体にかかるお手入れは大家が行います
また、住環境に問題があった場合など、気軽に他の場所に引っ越せる点は大きなメリットです。

 

その一方で、入居中の部屋で亡くなる場合などのリスクを恐れて、高齢者への賃貸を断られるケースもありますので注意が必要です。

 

その他の特徴は以下のとおりです。

 

  • ・一戸建てやマンションの購入より初期費用を抑えられる
  • ・その結果手元に資金を残すことができ、人生の選択肢が柔軟になる
  • ・断熱性などの仕様や設備は最低限であるケースが多い
  • ・ペット可物件が少ないなど、希望の条件に合う物件が限られる

高齢者向け施設

終の棲家の選択肢としての高齢者向け施設

 

高齢者向け施設は、以下のとおり様々なタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

 

  • ・特別養護老人ホーム
  • ・養護老人ホーム
  • ・軽費老人ホーム
  • ・有料老人ホーム
  • ・サービス付き高齢者向け住宅
  • ・認知症高齢者グループホーム

 

>参考:厚生労働省「介護を受けながら暮らす高齢者向け住まいについて 7ページ」

 

共通して言えることは、医療や介護の専門的なサービスを受けられることで、生活する上での高い安心感が魅力です。
同年代の方が多いことから孤独感を感じづらく、コミュニティを作りやすい点もメリットです。

一方で入居および月額の費用が高い点、人気が高い施設は入居待ちが多い点などのデメリットがあります。

終の棲家の決め方

こうした選択肢が考えられる終の棲家。
どのように選べばよいのか、具体的な例をお伝えします。

  • ・希望する暮らし方を決める
  • ・介護や通院できる態勢を検討する
  • ・終の棲家にするための予算を組む

 

希望する暮らし方を決める

1つ目は、老後をどのように過ごしたいのかを決めることです。

 

老後の暮らし方によって、選ぶべき選択肢は変わります。
たとえば、ペットと暮らし、釣りやガーデニングなどの趣味を楽しみたい場合は、マンションや高齢者向け施設より、一戸建てを選ぶ方が満足度は高まるでしょう。

逆に高齢者の多いコミュニティで交流しつつ暮らしたい場合は高齢者向け施設の方が適しているといえます。

終の棲家で、どういった暮らし方を送りたいのかを決めることが、住まいを決める第一歩と言えるでしょう。

 

介護を受けたい場所・最後を迎えたい場所に関するアンケート結果

 

>引用:内閣府「平成26年版高齢社会白書」

 

なお、平成26年度版高齢社会白書の調査では、介護を受けたい場所、最後を迎えたい場所、どちらも自宅を選択する方の割合が高くなっています

介護や通院できる態勢を検討する

2つ目は、介護や通院環境について検討することです。

 

高齢者になると病院にかかること、介護を受けることが増えますので、特に一戸建てやマンションなど、自宅で過ごす場合は介護サービスの利用方法や通院の方法について考える必要があります。

高齢者施設の利用を検討している方も、以下のように様々な“入居できないケース”がありますので、早めに検討を始めることをおすすめします。

 

  • ・施設の定員が一杯
  • ・常時医療行為が必要
  • ・その他入居条件を満たしていない

終の棲家にするための予算を組む

終の棲家を検討する場合、十分な予算を組むことも大切に

 

3つ目は、理想の終の棲家での暮らしを送るための予算を組むことです。

 

一戸建ての場合は、建築費用のほか、継続して屋根や外壁などのメンテナンス費用が必要です。

マンションの場合は初期費用のほか、共益費や駐車場代などの費用がかかります。

 

高齢者施設の場合も、入居時に一時金が必要で、入居後も介護費用や食事代など継続して支払うものがあります。

 

このようにいずれの選択肢を選ぶ場合でも、終の棲家は初期費用と継続して発生する費用が必要です。

資金が底を尽きることのないよう、また節約しすぎて後悔を抱えることのないよう、入念にライフプランニングすることをおすすめします。

終の棲家で重要視したい間取り・家づくりのコツ

記事の終わりに、終の棲家で一戸建てやマンションを選択する場合、事前に知っておきたい間取りや家づくりのコツがありますので紹介します。

車椅子でも移動しやすいバリアフリー設計

終の棲家としてふさわしいフラット・バリアフリーな住まい

 

▶瓦屋根が美しい二世帯住宅(磐田市)

 

終の棲家を一戸建てとして建てる場合は、車椅子などでも移動しやすい、フラットなバリアフリー設計が求められます。

バリアフリー性の高い家にすることで、以下のメリットがあります。

 

  • ・フラットな床面による転倒防止
  • ・車椅子での移動が容易に
  • ・移動補助が不要になることによる介助者の負担軽減

 

高齢になってからの移動のほか、子育て中の若い方にとっても、子どもの移動が安全になる点、家事が楽になる点などメリットは多いですので、積極的にバリアフリー設計を取り入れることをおすすめします。

手すりなどを取り付けられる余裕のある通路幅

バリアフリーに配慮された玄関アプローチ

 

>施工事例:バリアフリーにも配慮された三世帯住宅(袋井市)

 

フラットな床面のほか、手すりなどを取り付けられる余裕のある通路幅の確保なども重要です。

フラットな床面と同様に、転倒リスクを減らせますし、歩行器や車椅子の利用時も重宝するでしょう。

介助しやすい広い玄関やバスルーム

他の間取りのと一体感が素敵な玄関・土間

 

>施工事例:真壁平家は住まいの理想型(周智郡)

 

余裕幅を確保したい点は、通路だけでなく玄関やバスルームなども同様です。

広めの玄関、広めのバスルームやトイレを設置することで、将来車椅子を利用する場合、介護を受ける場合など、介護者、介助者双方にとってストレスを軽減できるでしょう。

 

▶関連コラム:【広い玄関・玄関土間】3つのメリット・デメリット│浜松市周辺エリアの施工事例も紹介

部屋ごとの寒暖差が少ない高い断熱性

温熱環境への配慮でヒートショックなどへの対策も

 

>引用:政府広報オンライン「冬の入浴中の事故に要注意」

 

通路幅や手すりに配慮するとともに、断熱性を高めるなど温熱環境への配慮も欠かせません。


リビングと脱衣所など各部屋の温度差が大きい場合、急激な温度差が血圧などに悪影響を与えるヒートショック現象が起きることがあります。

断熱性を高めたり、家中の温度差をなくす全館空調を利用するなどして、温度差の少ない住まいを目指しましょう。

 

▶夏涼しく冬暖かい「田畑工事の断熱性」について

趣味などを楽しめる工夫を加える

小屋裏に広がる1.5階・中二階の空間で趣味を楽しむ

 

>施工事例:四季を楽しめる快適なワンフロアの暮らし(浜松市西区)

 

健康寿命が伸び続けている昨今、動きやすさや温熱環境のほか、趣味などを楽しめる工夫を加えることもおすすめです。

 

広めの土間やウッドデッキなど、外と中の間の空間があれば、キャンプや釣り、ガーデニングなどアウトドアな趣味を持つ方は重宝します。

ロフトなどの空間を書斎のように利用して、一人の時間をくつろげるようにする工夫も素敵です。

 

▶関連コラム:土間のある家でおしゃれに暮らす。メリットデメリット、間取りのポイントを解説

 

▶関連コラム:【実例紹介】30坪の平屋+ロフトの間取り|浜松でかっこいい平屋を建てる

まとめ│深く検討して終の棲家を決める

適度な広さの敷地に建てた平屋

 

>施工事例:平屋を楽しもう(浜松市東区)

 

人生の終わりを迎える「終の棲家」について、選択肢や決め方を解説しました。

 

終の棲家をどこにするかは、ご家族によって、人によって正解が変わりますので、一概にどの選択肢がおすすめとは言えません。

ご自身が望む老後の暮らし方を見つめ直したうえで、どの選択肢を取るべきかご家族も含めて検討することをおすすめします。

 

共通して言えることは、バリアフリー設計や温熱環境の整った室内環境といった、高齢になっても快適に暮らせる設備や仕様は重要ということ。

高齢者に優しい住まいを建てたいと考えている方は、「平屋」「高断熱」「自然素材」といった終の棲家に適した住まいづくりを得意とする、田畑工事までお気軽にご相談ください。

 

>浜松市で「終の棲家としての一戸建て」について「田畑工事」に相談する

浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店

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耐震等級3+制震機能で安心安全な子育て世代の住まい

 

田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。

 

自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。

 

 
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