【和室】メリット・デメリットなど特徴解説「いらない」を「あってよかった」にアイデアも紹介
「和室を設けるべきか迷っています。メリット・デメリットなど特徴を改めて教えてください。」
こうした質問を頂くことがあります。
そこで本記事では、和室のメリット・デメリットなどの特徴をお伝えします。
また、和室に対して「いらない」「いらなかった」とならないよう、和室の使い勝手を高めるアイデアについても紹介しますので、注文住宅やリフォームで和室の有無に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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和室とは?
和室とは、日本の住まいで伝統的に利用されてきた間取りです。
畳を敷き詰め、床の間や押し入れが一緒に設けられる、独特の内装や仕様の空間構成になります。
>施工事例:土地形状を上手に活かす、家づくり どこか懐かしい広い土間のある家(浜松市中区)
現代的な日本の住まいでは床の間が設けられるケースは少なく、畳のある部屋を全般的に和室と呼ぶケースが多くなっています。
畳のある個室に加えて、リビングの横に隣接して設けられる畳スペースなども、広い意味で和室といえます。
和室の使い方
畳敷きが最大の特徴である和室は、具体的に次のような場面で利用されます。
- ・寝室
- ・客間
- ・子ども部屋
- ・仏間
- ・洗濯やアイロンなど家事室
- ・書道や茶道など趣味の部屋
このように、非常に多目的に利用できる点が和室の特徴の一つです。
和室を設けるべきか迷った場合は、コンパクトな間取りでも設けると便利に利用できます。
>関連コラム:リビング横にある和室の使い方|レイアウトや作り方のポイントを紹介
和室のメリット7選「あってよかった」
具体的に和室が「あってよかった」と感じる、次の7つのメリットを紹介します。
- ・気軽に横になれる空間になる
- ・来客の宿泊用の部屋として利用できる
- ・柔らかいことから防音効果がある
- ・いぐさの香りでリラックスできる
- ・断熱性が高く足元が暖かい
- ・和モダンな雰囲気になりおしゃれ
- ・複数の目的に利用でき汎用性が高い
気軽に横になれる空間になる
1つ目は、気軽に横になれる空間になることです。
一般的なフローリングは畳と比べると硬質で、横になったり直接座る目的には適しません。
一方で畳は適度に柔らかいことから、気軽に横になるスペースとして利用できます。
来客の宿泊用の部屋として利用できる
2つ目は、来客が宿泊するための客間として利用できることです。
普段は家事室などとして利用している場合でも、ふすまやロールスクリーンで仕切ることで来客が寝るためのスペースに早変わりします。
両親や友人が宿泊するためのスペースを別途設けるのは大変ですが、和室を兼用にすることで宿泊スペースを確保可能です。
柔らかいことから防音効果がある
3つ目は、畳が柔らかいことから防音効果があることです。
子どもが遊ぶときなど、騒音が宅内外に響くことが気になる場合も、畳のある部屋なら軽減できます。
また、筋トレやヨガなど室内で運動する際も床が柔らかい方が体を動かしやすくなります。
イグサの香りでリラックスできる
4つ目は、畳特有のイグサの香りでリラックスできることです。
特徴的な香ばしい香りのあるイグサには、リラックス効果を高めるフィトンチッドが含まれているとされます。
また、湿気を吸放湿して適切な湿度に調節する効果もありますので、快適な睡眠をサポートする効果も期待できます。
断熱性が高く足元が暖かい
5つ目は、断熱性が高く足元が暖かくなることです。
イグサを編み込んで作られる畳は、空隙が生まれることから熱伝導率が低い特徴を持っています。
冬場のフローリングはヒヤッとしがちですが、畳のある和室では冷えを感じづらく、温熱環境の面でも快適になります。
和モダンな雰囲気になりおしゃれ
>施工事例:大きな軒とどこか懐かしい広い土間のある家(浜松市 北区)
6つ目は、リビングなどの洋室と隣接させることで、和モダンな雰囲気になりおしゃれな内装になることです。
近年は和紙製の畳や樹脂製の畳など多様な素材があり、また琉球畳のように形状も多様化しています。
目的とする和モダンの雰囲気に合わせやすい点もメリットといえます。
>関連コラム:【実例あり】和モダンな家の内装をおしゃれに仕上げる5つのコツ
複数の目的に利用でき汎用性が高い
7つ目は、複数の目的に活用できて汎用性が高いことです。
紹介したように複数の目的で活用できる和室は、非常に高い汎用性を持っています。
子どもが小さいときは子ども部屋、独立後は夫婦の寝室、客間や家事室など複数の目的で活用できますので、土地や予算で床面積が限られる場合に間取りの問題を解決する手段としても検討してみましょう。
一方でデメリットもありますが、施工実績が豊富な業者であればデメリットを避けて設計・施工は可能です。
浜松市の周辺地域で和室の利用について悩んでいる方は、和室やリビング横の畳スペースなどの施工実績も豊富な田畑工事まで、お気軽にご相談ください。
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和室のデメリット2選「いらない・いらなかった」
豊富なメリットがある和室ですが「いらない・いらなかった」など、デメリットの声を聞くこともあります。
どういった点がデメリットになるのか、また対策についても紹介します。
>関連コラム:和室はいらない?一軒家の新築ならリビング横の小上がりにする?
定期的なメンテナンスが手間に感じる
1つ目は、定期的なメンテナンスが手間に感じられることです。
和室を構成する畳は、畳同士の間にホコリが溜まりやすく、また湿気が溜まりすぎるとカビやダニが発生することもあります。
掃除機をかけることのほか、定期的に畳を干す作業も必要です。
メンテナンスに対して不安を感じる場合は、和室の面積をコンパクトにすること、琉球畳など持ち運びが容易な畳を選択することがおすすめです。
必要な広さはどの程度か、また掃除のときも想像して和室の広さや仕様を決めましょう。
目的が曖昧だと使わなくなる
2つ目は、和室の使用目的が曖昧な場合使用頻度が低くなることです。
使用頻度の低い和室は見るたびに「いらなかった」と後悔につながることも。
使用頻度を高めるためには、どうして和室を設けるのか使用目的を明確にすることが重要です。
また、他の間取りと隣接させて、和室を動線の一部に取り込むことも有効です。
>関連コラム:家事動線の良い間取り9つのポイントとは?30・35・40坪の平屋やランドリールームの事例も紹介
和室の使い勝手を高める5つのアイデア
様々な目的で利用でき使い勝手のよい和室ですが、さらに満足度を高めるためのアイデアがありますので紹介します。
リビング横に配置して気軽に利用
和室を気軽に利用するためには、リビング横に配置することを検討しましょう。
- ・和室からテレビを見る
- ・子どもの様子を見ながら洗濯物を畳む
- ・小さな子どもの昼寝場所として
このように、リビングが近いことで使いたいとき気軽に使える和室になります。
冷暖房の空気を共有することもできますので、温度変化によるストレスも感じずに済みます。
高さを変える小上がり和室にする
他の部屋に隣接させる場合は、小上がりにすることも検討しましょう。
小上がり畳の和室は、段差部分をベンチとして活用することもでき、またホコリの侵入を防げることから衛生的にも優れた間取りになります。
子どもを寝かせるとき、洗濯物を一時的に置くとき、ホコリに対する心理的な負担が軽減されます。
>関連コラム:子育て世代におすすめの間取り10選|親も子も暮らしやすい住まいとは?
板の間を設けて家具を置けるように
和室を設ける場合に床面積に余裕があれば、一部を板の間にして家具を置ける仕様にすることもおすすめです。
畳はへこむこと、また掃除しづらくなることから家具を置きづらい点が弱点です。
板の間があれば、収納や椅子などを気軽に置けますので、利便性が高まります。
まとめ│和室はメリット・デメリットの把握が重要
和室とはどういった部屋なのか、またメリット・デメリットといった特徴についてお伝えしました。
寝室や客間、子ども部屋や家事室趣味室など複数の目的で利用できる和室は、日本人にとって満足度を高める間取りのひとつといえます。
一方で目的を定めなければ使われない和室となる場合もありますので、特徴を把握した上で採用することをおすすめします。
浜松市周辺エリアで和室の利用についてお悩みの方は、伝統的な建築を得意とする田畑工事まで、お気軽にご相談ください。
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という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。
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