畳の良いところ・良さ・魅力をまとめて解説!デメリットやフローリングとの違いも紹介
和室を設けるか、畳を置くべきか、新築やリフォームの際に悩む方は多いものです。
そこで本記事では、畳の良いところ・良さ・魅力についてお伝えします。
実は和室には多様な機能があり、採用することで様々なメリットがありますので、特徴を確認してから採用するか決めましょう。
畳のデメリットや、比べられることの多いフローリングについても特徴を紹介しますので、畳を設置するべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
▶関連コラム:【和室】メリット・デメリットなど特徴解説「いらない」を「あってよかった」にアイデアも紹介
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畳(タタミ・たたみ)とは?
畳(タタミ・たたみ)は日本の伝統的な建材で、乾燥した藁(わら)を芯にして(畳床)、イグサで表面を仕上げた(畳表)床材を指します。
畳床は古くは乾燥した藁が利用されてきましたが、近年はポリスチレンを利用するケースも増えています。
畳表についても、近年は和紙や樹脂によって作られる製品もあり、使用する場所や目的に合わせて適した製品が利用されています。
また、一般的な長方形の畳のほか、正方形の畳(琉球畳)や小型の置き畳など形状も多様化しています。
畳の良いところ・良さ・魅力のまとめ
畳があることでメリットがある点は、次の10のポイントです。
いずれかに魅力を感じる方は、畳や和室の導入を検討しましょう。
- ・安心、安全な子どもの遊び場になる
- ・高齢者の転倒にも備えられる
- ・昼寝スペース、小上がりにしてソファとしても利用可能
- ・洗濯、アイロンなど家事スペースとして利用できる
- ・来客時に客間として利用できる
- ・い草特有の香りでリラックスできる
- ・湿気の吸放湿で湿度を吸放湿してくれる
- ・柔らかさで騒音を軽減できる
- ・和室にも洋室にも合う万能デザイン
- ・和室を利用する趣味に活用できる
安心、安全な子どもの遊び場になる
>施工事例:耐震等級3+制震機能で安心安全な子育て世代の住まい(磐田市)
畳は、い草を編むことで作られますので、フローリングと比較した場合に柔らかい点が特徴的です。
赤ちゃんを横たえるとき、小さな子どもが遊ぶとき、転倒のとき硬い床で体を打つ心配はいりません。
このため、子どもにとって安心・安全な遊び場所となります。
高齢者の転倒にも備えられる
子どもに加えて、高齢者の転倒にも備えられる点もメリットです。
高齢になり骨密度が少なくなると、転倒のとき手足を骨折する事例があります。
このとき、床が畳であれば、柔らかいことから骨折を避けられる可能性があります。
>参考:内閣府 たった一度の転倒で寝たきりになることも。転倒事故の起こりやすい箇所は?
昼寝スペース、小上がりにしてソファとしても利用可能
畳のある部屋は、気軽に昼寝できるスペースになる点もメリットです。
畳であれば、柔らかいことから「疲れた」「眠い」こうしたとき、気軽に横になれます。
また、事例のようにフローリングとの間に高低差を設けることで、小上がり部分をソファのように腰掛ける場所として使うことも可能です。
座ってくつろげる居場所が増えますので、より過ごしやすい空間構成になります。
▶関連コラム:リビング横にある和室の使い方|レイアウトや作り方のポイントを紹介
洗濯・アイロンなど家事スペースとして利用できる
洗濯物を取り込む、アイロンを使用するといった家事をするときも、畳は便利に利用できます。
床に座り広いスペースを活用して洗濯物をたためますので、効率的に家事ができます。
特に畳スペースが小上がりになっている場合、ホコリが侵入する可能性が低くなりますので、衛生的にもメリットが高まります。
▶関連コラム:小上がり和室の失敗事例と対策7選|使いやすい広さや高さについて解説
来客時に客間として利用できる
急な来客があった場合でも、畳のある部屋は客間として利用できるメリットがあります。
布団があれば和室に敷くことで寝床ができ、普段は家事スペースやゴロ寝スペースとして利用可能です。
和室の入口に引き戸やロールスクリーンがあれば、サッと閉じて客間に早変わりします。
い草特有の香りでリラックスできる
い草で作られた畳は、フィトンチッドという鎮静作用のある物質が含まれているとされます。
このため、畳がある空間は特有の香ばしい香りに包まれ、リラックス効果を高めることが可能です。
繊維の隙間で湿度を調節してくれる
い草を編んで作られる畳は、多くの隙間があります。
このため、吸放湿効果があることも知られています。
湿度が高くなりがちな夏場は湿気を吸収、湿度が不足しがちな冬場は湿気を放出し、快適な住環境になるよう調整をしてくれます。
香りによるリラックス効果とも相まって、快適な住環境につながります。
▶関連コラム:自然素材で注文住宅を建てるメリット・デメリット|種類や内装実例も紹介
柔らかさで騒音を軽減できる
素材に隙間があることで得られる効果は、吸放湿に加えて騒音を軽減することも挙げられます。
子どもが走り回っているときでも、騒音や振動を軽減する効果がありますので、自宅で働いている方や受験生の子どもがいる場合など、音や振動を軽減できます。
和室にも洋室にも合う万能デザイン
畳は和室にも洋室にも合う万能なデザインである点も魅力です。
和室に設置することは当然のこととして、洋室に設置する場合でも「和モダン」な内装になりおしゃれです。
置き畳など洋室の一角に設置して、不要になれば撤去することも容易な製品もあり、どんな場面でも活用できる多様性を持っています。
▶関連コラム:【実例あり】和モダンな家の内装をおしゃれに仕上げる5つのコツ
和室を利用する趣味に活用できる
茶道や華道、生け花や書道など、和室や畳がふさわしい趣味はたくさんあります。
また、ヨガや筋肉トレーニングなど、体を横たえてする趣味のときも便利に利用できます。
こうした趣味を楽しめる点も、畳がある住まいのメリットです。
和の雰囲気を感じる心地よい家を建てたい方は、記事の中で紹介している事例の住まいを建てている「田畑工事」まで、お気軽にご相談ください。
▶田畑工事の畳のある住まい「施工事例」
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畳の利用で気をつけたいデメリット
畳を利用する場合、気を付けておきたいデメリットもありますので紹介します。
- ・メンテナンスや張り替えが必要
- ・お手入れ状態によってはカビ、ダニの発生
このように、畳を設置する際のデメリットは、メンテナンスにかかる費用と手間です。
フローリングよりも柔らかい畳は比較的劣化が進行しやすく、10年を目安に畳表の交換が勧められます。
また、湿気が溜まったときなど、定期的に乾燥させるため日干しする作業も必要です。
手間や費用を軽減したい場合は、畳の面積をコンパクトにすることや、持ち運びしやすい小型の畳の利用をおすすめします。
比較対象になるフローリングの特徴
床に使用する建材として、畳のほか検討されるのはフローリングです。
フローリングを利用する場合、次のような特徴がありますので把握しましょう。
掃除やメンテナンスが楽
1つ目は、掃除やメンテナンスが楽なこと。
畳は定期的に干して湿気を抜く必要がありますが、フローリングであれば建築後は基本的にノーメンテナンスです。
事例のように、無垢の床材の場合は劣化もしづらいですので、さらに交換頻度を抑えられることからおすすめです。
へこみを気にせず家具を置ける
2つ目は、へこみを気にせずに家具を配置できることです。
畳はその柔らかさから、タンスなど重量のある家具を置くとヘコみが気になりがちです。
しかし硬質なフローリングでは、へこみやキズを気にせずに家具を置けますので自由な家具配置が可能です。
木の種類によっては硬さ・冷たさを感じる
3つ目は、木の種類によっては硬さを感じることです。
木は種類によって性質が異なり、主に広葉樹系で硬さや冷たさを感じる可能性があります。
硬さ・冷たさが気になる場合は、スギやヒノキといった針葉樹系(比較的柔らかい)を選ぶか、間取りによっては畳敷きにすることも検討しましょう。
▶関連コラム:【無垢床で後悔する瞬間5選】5つの対策も解説│「よかった」と思うこと・よくある疑問も紹介
まとめ│畳の良いところを把握して和室を作ろう
畳の良いところや良さ・魅力を中心に解説しました。
日本で伝統的に利用されてきた畳は、天然素材を編み込まれることから、柔らかさや暖かさを感じられる素材です。
ほかにも、紹介したとおり複数のメリットがありますので、和室を利用しない場合でも、部分的に畳のある仕様にすることをおすすめします。
畳のよさは、体感することで実感できます。
施工事例を確認することに加えて、実際の住まいを見学するため、田畑工事までお気軽にご相談ください。
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浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店
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