『耐震補強は意味がない』は本当?おすすめする5つの理由や業者選びのコツを解説
「耐震補強は意味がない、こうした口コミを見かけましたが、本当でしょうか」
このような質問を頂くことがあります。
既存の住宅に補強を施して地震への耐久性を高める耐震補強、どうして「意味がない」と指摘されるのでしょうか。
本記事では耐震補強は意味がないとされる理由と、逆に耐震補強をおすすめする理由、および耐震補強を依頼する業者選びのコツも紹介します。
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「耐震補強は意味がない」指摘の理由
はじめに、「耐震補強は意味がない」と指摘されるのはどうしてなのか、理由を紹介します。
耐震補強の効果を実感できない
1つ目の理由は、耐震補強の効果を実感できないことです。
耐震補強は、床下や壁の中、天井裏など目に見えない場所に施します。
また、住宅設備のように日常的に利用することもなく、地震を受けたとき初めて機能を発揮します。
このように、効果を日常的に体感できない点は、「意味がない」とされる理由のひとつです。
耐震補強しても想定以上の地震で倒れる
2つ目の理由は、耐震補強を施しても想定以上の地震に遭遇した場合に倒れる、と思われているからです。
耐震補強は、現況の耐震性を確認したうえで、一定以上の地震に対して耐えられるよう補強工事を施す対策です。
設計時に想定した以上の地震に遭遇すれば、耐震補強をしていても、していなくても倒壊するのでは、と思われることがあります。
大地震に遭遇する危険性が低いと考えている
3つ目の理由は、大地震に遭遇する危険性が低いと考えているからです。
建物が倒壊するほどの大きな地震は、数年、数十年に一度程度発生します。
また、発生した場合も被災する範囲は限られています。
このため、「自分が住んでいる場所は大丈夫。地震に遭遇することはない。」このような考えに至ります。
新耐震基準に適合している
4つ目の理由は、新耐震基準に適合していることです。
住宅は主に旧耐震基準、新耐震基準のいずれかに該当し、古い基準である旧耐震基準にあたる場合、地震時に倒壊する危険性が高いとされます。
確認した結果、新耐震基準への適合を確認できれば安全だと認識する場合があります。
詐欺や悪徳業者の噂を聞いた
5つ目の理由は、リフォーム業者が詐欺を働いたり、悪徳業者が多いと聞いたからです。
耐震補強は建築に慣れた方でなければ効果が分かりづらく、詐欺・悪徳業者と優良な業者とを見分けることは困難です。
「耐震補強を依頼しても、詐欺や悪徳業者に当たったら意味がない。」このように考える場合もあります。
「耐震補強は意味がない」といった意見は、こうした理由に裏付けられています。
耐震補強をおすすめする5つの理由
「意味がない」とされる一方で、耐震補強をすることが勧められる理由もありますので紹介します。
適切な工事で耐震性が向上する
>施工事例(リノベーション):自然素材と職人技のリノベーション(袋井市)
1つ目は、適切な工事を施すことで確実に耐震性が向上するからです。
- ・基礎コンクリートの補強
- ・筋交いや耐力壁の交換、追加
- ・接合部への金物の設置
- ・軽量の屋根への交換 など
こうした各種耐震補強をすることで、住まいの耐震性は確実に向上します。
ただし、不適切な工事であれば効果は薄いですので、業者選びが重要となります。
▶関連コラム:瓦屋根は地震に弱いのか?耐震性の有無と「7つの地震対策」について解説
耐震性の高い家で倒壊を避けられた実績がある
2つ目は、耐震性の高い家において、震度7など大きな地震でも倒壊を避けられた実績があるからです。
熊本県で発生した地震では震度7を2回観測した地域があります。
こうしたエリアでも、耐震性を高めた住宅(耐震等級3)では、大破・倒壊を避けられています。
耐震補強は、無等級の住まいを耐震等級1~3の家にするための対策を検討しますので、耐震補強によって倒壊を避けられる確率が高まることを期待できます。
地域によっては高い確率で大地震に遭遇する
3つ目は、地域によっては高い確率で大きな地震に遭遇すると考えられるからです。
現在日本で警戒されている地震は、首都直下型地震および南海トラフ巨大地震で、首都直下型地震は30年以内に70%、南海トラフ巨大地震は30年以内に80%の確率で発生するとされています。
その他の地域でも複数の地震が想定されていて、また未知の活断層が動き始める可能性もありますので、日本に住んでいる以上いつ大きな地震に遭遇してもおかしくはありません。
現行基準への適合が望ましい
3つ目は、現行基準への適合が望ましいことです。
実は耐震性を評価する基準には、旧耐震基準のほか、新耐震基準、さらに2000年に改正された現行の基準とがあります。
現行の基準では、耐力壁(地震に対抗する効果を持つ壁)のバランスの良い配置や、適切な金物の使用などが義務付けられていて、耐震性の向上が図られています。
このため、新耐震基準に加えて、現行基準への適合を目指して耐震補強することがおすすめです。
劣化の状態を把握できる(雨漏り・シロアリ・断熱材の劣化など)
4つ目は、劣化の状態を把握できるからです。
築年数が経過した家では、雨漏りやシロアリによる食害など、耐震性を低下させる様々な要素があります。
耐震補強のために壁を剥がすことで、こうした建材の状態を確認できますので、必要に応じて交換し安全性を高められます。
また、断熱材の劣化など、住環境を悪化させる要素についても確認可能です。
▶関連コラム:断熱材のない家の防寒対策19選を解説│断熱材が入っているか確かめる方法も紹介
一方で適切な業者を選定できない場合、効果の薄い耐震補強をしてしまう可能性もありますので、慎重な業者選定が求められます。
浜松、および周辺エリアで耐震補強を検討している方は、耐震補強の豊富な施工実績を持つ「田畑工事」までお気軽にご相談ください。
▶田畑工事の新築・リフォーム「施工事例」
▶田畑工事が気になった方へ「お問い合わせ・資料請求」
▶相談会・見学会など田畑工事の「イベント」
耐震補強を依頼する!業者選びのコツ
耐震補強を検討する際に気をつけるべきことは、詐欺や悪徳業者に出会うことです。
業者を選ぶ場合は、次のような基準で良心的な業者を探しましょう。
- ・新築、リフォームの建築実績が豊富
- ・複数の地震対策から選択できる
- ・社員や代表の人柄が優れている
新築、リフォームの建築実績が豊富
>施工事例:リノベーションで耐震性・断熱性・生活動線全てが改善した家(浜松市中区)
検討中の会社のホームページを確認して、新築・リフォームの建築実績が豊富であることが重要です。
新築やリフォームを数多く手掛けた会社であれば、地域で長期にわたって営業している信頼性を期待できます。
また客観的な指標として、グーグルマップでの評価を参考にすることもできます。
浜松の工務店、田畑工事の「雨楽な家」では、全棟構造計算を実施しています。
新築・リフォームをご検討中の方は、こうした耐震への十分な取り組みをしている工務店を選ぶことをおすすめします。
※構造設計一級建築士監修による「構造計算書」を添付してお引渡し致します。
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複数の地震対策から選択できる
耐震補強は一般的な基礎や柱への補強のほかに、制震や免震といった地震の揺れを軽減する対策もあります。
こうした複数の地震対策を複合的に行える業者の方が、住まいに対して最適な地震対策を提案できますので、おすすめです。
>耐震・制震・免震・エアー断震を取り扱う「田畑工事」の地震対策アドバイザー
社員や代表の人柄が優れている
検討中のリフォーム業者がある場合は、社員や代表者と実際に会話して人柄を確認することもおすすめです。
会話した際の印象や、疑問点への適切な回答などを参考にすることもできます。
新築の見学会を開催している場合などは、気軽に参加して耐震補強のことも聞いてみましょう。
まとめ│耐震補強で地震に強い家を実現する
>施工事例:耐震等級3+制震機能で安心安全な子育て世代の住まい(磐田市)
「耐震補強は意味がない」
こうした口コミに対して、耐震補強には意味があり、地震に対して効果があることを解説しました。
耐震性の高い家は熊本地震のように大きな地震でも倒壊の事例がなく、こうした住まいに近づけるようリフォームする耐震補強は意味があります。
一方で粗悪な業者に依頼すると効果を発揮できない場合もありますので、業者選びや耐震補強工事の内容を精査することが重要といえます。
浜松市の周辺地域で耐震性の高い家へのリフォームを検討中の方は、田畑工事までお気軽にご相談ください。
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浜松で家族の暮らしに寄り添った自然素材の家を造る工務店
田畑工事は、「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」
という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。
自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。