浜松の工務店 田畑工事が建てる平屋の特徴
常に家族の気配が感じられる平屋には、家族の自然な触れ合いが溢れています。
どの部屋も、庭に繋がっているので、四季折々の変化が運んでくる風のにおいや、木々の爽やかさ、草花の美しさを楽しめます。
平屋には、たくさんの魅力がありますが、同時に、暮らしやすい平屋にするためには、様々な条件があります。
平屋の魅力と、平屋を暮らしやすくするための条件に付いて、考えてみましょう。
平屋の魅力…暮らし方
「階段のない暮らし」が平屋の一番の魅力だといっても過言ではないでしょう。
■ 家事負担が軽減される
子供のころから2階建ての家に住んでいる人には、想像がつきにくいことですが、2階建てのデメリットとして、家事負担が増えるということがあります。
現在市中にある住宅は2階建てが圧倒的に多いので、2階建てのメリットはご存じの方が多いとは思います。
ゆえに、2階建てと比べた平屋のメリットのみを述べてみたいと思います。
マンション暮らしが長かった主婦が、2階建ての家を新築して、感じることの一つが、家事負担の増加です。
毎朝、重い洗濯物を1階から2階のベランダまで運び、夕方には取り込んで1階に運び、アイロンかけをし、たたんで、2階の各居室に運ばなくてはならないからです。
掃除機を持って、階段を上り下りするのも大変です。
大人だけの暮らしであれば、掃除は1日1回で済みますが、子供のいる家庭であれば、日に何度も掃除をしなくてはなりません。
小さな子供を入浴させる際には、2階の子供部屋から、パジャマや下着を運び、入浴がすんでからは、子供を2階に連れて行き、寝かしつけなくてはなりません。
洗濯も掃除も、入浴も毎日のことなので、階段による主婦の家事負担への影響は、とても大きいです。
家を建てる年齢は、20代後半から40代の人が多いので、高齢になった時の家事負担などは、あまり考えないものです。
しかし、家は長く住む場所です。今は若くても、やがて誰もが年を取っていきます
その時に、安心して暮らせる家、家事が負担にならない家が、平屋なのです。
■ 家の中での事故のリスクが低い
階段による事故の心配がないことも、子供やお年寄りのいる家庭では、ありがたい特徴です。
家の中での事故が多い場所は、浴室と階段です。
浴室での事故にも、転倒などの物理的な事故が含まれますが、それよりも件数が多い事故は、ヒートショックなどの身体的な事故です。
したがって、転倒や転落などの事故という面から考えると、階段が家の中で、最も危険な場所ということなのです。
子育て中に、子供が階段から転落し、大ごとにはならなかったものの、気が動転したという経験を持つ親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
■ バリアフリー
家族の中に、病気や事故で車いすが必要になった場合、階段のある家では、エレベーターを設置しなくては、車いすの家族の行動範囲が制限されてしまいます。
平屋であれば、車いすでどこへでも移動できます。
車いすでの生活が始まった際に、行動範囲が制限されれば制限されるほど、身体的にも精神的にも、マイナスの影響を受けてしまいます。
平屋であれば、家の中だけではなく、開口部の工夫をすれば、庭へも自由に移動できます。
車いすになっても、ガーデニングが楽しめる、自力で庭に出て外の空気が吸える…そんな自由な暮らしも、不可能ではありません。
■ ライフスタイルの変化に、柔軟に対応できる
平屋のもう一つの魅力は、家族の暮らしの変化に合わせやすいことです。
子育て中には、常に子供に目が届くような間取りにできます。
平屋なら、リビングから庭も見渡せるので、周辺の環境によっては、ウッドデッキや、庭で遊ばせておくこともできるでしょう。
子供が成長し、子供部屋を欲しがるようになったら、間仕切壁を作って、子供部屋を独立させることも、子供部屋を複数にすることもできます。
子供たちが独立したら、また間仕切壁を外して、広いリビングにしたり、ゲストルームにしたり、子供部屋を他の目的に活用できます。
高齢になった時にも、平屋なら、安心して安全に暮らし続けられます。
2階建て住宅に住む高齢者の中には、子供が独立後、2階は階段の上り下りが億劫で、全く使っておらず、物置になっているというケースも少なくありません。
平屋の魅力…家の中の環境
平屋は、家の中の空間が繋がっています。
その為、家の中の温度を、空調の方法によって、どの場所も均等にしやすい環境です。
暑い季節であっても、寒い季節であっても、場所によって温度差のある家は、快適ではありません。
どの場所に行っても、それほど温度差のない家は、健康を維持しやすい家です。
小さな子供が風邪をひきやすかったり、お年寄りがヒートショックを起こしたりといったリスクを抑えられます。
田畑工事が考える平屋を暮らしやすい家にする条件
平屋には、良い面がたくさんある一方、間取りを工夫しないと、暮らしにくい家になってしまう恐れもあります。
田畑工事では、暮らしやすい平屋を実現するため、独自の工夫を凝らしています。
■ 家族がお互いの睡眠を妨げない
浴室やキッチンは、水音やテレビの音、話し声が発生する場所です。
子供や、高齢者がいる家族では、仕事で帰宅の遅い家族が、食事をしたり、入浴したりするときに出る生活音で、早寝の家族の睡眠を、妨げてしまうことがあります。
反対に、早起きの家族が、仕事で夜遅い家族の睡眠を妨げてしまうこともあるでしょう。
そのような状況になれば、ストレスの多い生活になってしまいます。
田畑工事は、水廻りもプライベート空間も、同じフロアになる平屋では、家族間に、生活音の問題が発生しないことが大切だと考えます。
その為、浴室やキッチンなどの水廻りスペースと、寝室などのプライベートスペースを、近づけすぎない間取りをご提案しています。
■ プライバシーの確保
平屋は、家族がお互いの気配を感じられる暖かな魅力がありますが、半面、プライバシーを維持しにくい家にもなってしまいます。
また、玄関や、客間の位置によっては、来客中に家族が、自由に行動できなくなってしまうことがあります。
田畑工事は、子供の受験期など、集中が必要な時間が必要な時には、プライバシーが守れる環境、来客中でも家族が自由に行動できる環境が必要だと考えます。
その為、家族構成や、家族の暮らし方、家族それぞれの生活の時間帯に合わせて、必要な部分には、廊下や間仕切壁を適宜配置するなどの間取りをご提案します。
■ 日当たりと風通しの確保
平屋は、家の中心部付近には、太陽の光が届きにくい場合があります。
田畑工事は、健康的な家、快適な家は、どの部屋にも太陽の光が届く家だと考えます。
その為、太陽光が届きにくい場所には、吹き抜けや天窓がある間取りをご提案します。
■ 収納スペースの確保
廊下や間仕切壁をプライバシー確保のために設置したり、採光のための吹き抜けを計画すると、収納スペースが不足する場合もあります。
家族の人数や、暮らし方に合わせた収納スペースがなければ、家の中は片付きません。
リビングや玄関に、モノがあふれている状態になってしまいます。
田畑工事は、自然に部屋が片付く家には、家族にあった収納量(延べ床面積の15%以上)を持つ収納スペースが必要だと考えます。
その為、普段あまり利用しないものを収納できるロフトの設置をご提案します。
二世帯住宅への建て替えには、平屋をご提案しています
建て替えをご検討中のご家族には、平屋への建て替えをご提案します。
特に、LDKと水廻りは共有し、それぞれの居室はプライバシーを守りたいという御希望の家族には、平屋が向いています。
完全分離型の二世帯住宅に比べて、建物面積が抑えられるので、各居室に余裕が出ます。
平屋は、広い敷地が必要な贅沢な家だけではありません。
設計の工夫次第で、平屋の二世帯住宅も可能です。
平屋は、小さな子供から大人、高齢者に至るまで、すべての世代に人にとって、暮らしやすさの詰まった家です。
家は、子育て中から、家を建てたご夫婦が高齢になるまでの、長い人生を見守ってくれる場所です。
家づくりを検討中の方は、遠い将来のことまでを視野に入れて、家づくりプランをご検討ください。
こちらの記事もご覧ください。
自然に溶け込む木の家と平屋での暮らし
浜松で自然素材の家を造る工務店
「ご家族が生涯を通じて、健康・快適に暮らせる住まい」という創業以来の想いを基に、家づくりをしています。
自然素材で建てられた家、一世代だけで終わる家ではなく、子や孫の代まで、心地よく暮らせる家、家族それぞれのライフスタイルに寄り添った家をお考えであれば、ぜひ田畑工事のモデルハウス見学や家づくり相談においでください。