吹抜けのある暮らし
吹抜けの計画ヶ所で一番多いのはリビングだと思います。
建物全体として一体感のある「吹抜がある家」は開放感・明るさとともに、家族の気配を感じながらる暮らすことがコンセプトになります。
1.リビングの吹抜け 開放感と明るさを重要視
実例写真:浜松市東区S様邸・袋井市T様邸・浜松市東区I様邸・磐田市O様邸・浜北区S様邸
●メリット
①上部からの光で1階の建物の中まで日当たりが良くなる
②吹抜けと一体となったフリースペースがコミュニケーションの場となる
③2階に通風用の窓を設置することにより夏場の熱気は上部に抜け(冷房光熱費の節約)
※ただし、窓からの日射による温度上昇をさけるため、遮熱ガラス・軒の出を深くす庇・よしずの設置るなどの対応が必要
④熱の移動から考えると、下から温める、床暖房や床下エアコンとの組み合わせが良好
⑤2階の冷房器具で1階を冷やすことが可能
⑥薪ストーブなどを設置することで、吹抜けを通じて家中が暖かい
●デメリット
①1階のみ暖房したい場合に暖気が上に逃げてしまう。(暖房光熱費の上昇)
②構造計算上、建物の水平剛性がやや落ちる
③音や臭いなどが2階へも伝わりやすい
④隣接する窓、照明器具などが高所になるのでメンテナンスがしにくい
対策:・建物全体の断熱性をアップさせることにより対応 全館暖房
・吹抜けに冬季のみ閉じる建具や布、もしくはシーリングファンを設置
・水平剛性の補強を計画する
・キャットウオークなど一部床を設けて高所にも手が届くように計画
実例写真:暖気上昇防止の建具 浜松市中区M様邸・浜松市中区T様邸
2.階段の吹抜け お子さんとのコミュニケーションの場を重要視
階段廻りに変化があると家族の気配をより身近に実感できます。
階段に合わせてホームライブラリー等を造れば、お子さんの様子を把握しやすく、また階段下は大きい収納も可能です。
写真実例:袋井市T様邸
3.玄関の吹抜け 家の顔(雰囲気・明るさ)を重要視
家族が毎日通る場所として、また来客時に接する場所としても、明るく開放的な玄関廻りの吹抜けは魅力的です。暗くなりがちな北側玄関の場合は特にオススメです。
実例写真:豊橋市H様邸・浜松市中区U様邸・浜松市中区T様邸