家づくりについて家づくりについて

親子で仲良く「二世帯住宅」

二世帯同居は家族の本音の話し合いから始めましょう。まずはお互いをよく知ることが大事です。

ポイントからみていきましょう。

◇ひとことで二世帯住宅といっても同居のスタイルによって条件が変わってきます。◇

 

  •    同居の相手は息子夫婦ですか?娘夫婦ですか?
  •    親世帯、子世帯の生活リズムやライフスタイルの違いはどうですか?
  •    住まいの形態は、いつも生活を共にする「融合型」ですか?生活を独立させたい「分離型」ですか?

 

🔶息子夫婦と娘夫婦・同居の違い◇

 

 ※息子夫婦同居

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●世帯間の独立として空間的に独立していることが大事です。二人の主婦が気兼ねなく過ごせる空間を確保しましょう。

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●お客様が訪れやすい環境として、くつろげるスペースづくりを考慮しましょう。お客様用のスペースを各世帯で持ちましょう。

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●子世帯奥さんの実家とのお付き合いに配慮が必要です。別居している子世帯ご主人の兄弟姉妹は干渉を控えるようにしましょう。

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※娘夫婦同居

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● 世帯間の独立として空間的に独立していることが大事です。 表札、玄関の位置などで、別の世帯を強調しましょう。

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●子世帯ご主人の部屋を設け、子世帯ご主人のお客様が訪れやすい環境をつくりましょう。

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●子世帯ご主人の実家とのおつきあいは家族全員で気軽に訪れやすい環境をつくっておきましょう。子世帯奥さんの兄弟姉妹の訪問は度が過ぎないように。

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🔶親世帯・子世帯・1日のタイムスケジュール

家族の一日のタイムスケジュールをつくってみましょう。そこからそれぞれの世帯の暮らしのリズムやライフスタイルが見えてきます。それらを知ることにより、間取りで暮らしの住み分けを考えましょう。

 

🔶二世帯住宅のプラン集

 

 

●完全融合型                     ●半融合型    

いつも和気あいあい、全てを共有します。        食事は経済的にウイークデイは一緒。休日は子世帯は二階のミニキッチン              

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●上下分離型                     ●左右分離型

親世帯を1階に。ご両親が高齢の場合は1階の方が安心。  1戸の住まいとして左右で完全分離。お隣同士の感覚で付き合えます。

二世帯同居プランイングポイント

 

 

🔶仲良し二世帯同居ライフを送るためのプランニングポイント

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🔶2世帯同居の良い点・困った点🔶

良かった点

・経済的に満足(建築資金)

親の土地に親子で二世帯住宅を建てれば、土地購入資金が不要になります。限られた資金を有効に使ってより良い住環境をつくりましょう。生活面でも共用設備のコスト、庭や建物の設備費など、日常の生活費を分担することができ、経費節減になります。

・ゆとりに満足(生活面の安心)

頼りになる人が身近にいてお互いに助け合える環境は、健康面だけでなく育児や防犯などにおける生活面でも安心感を与えます。また、助け合うことにより、心と時間にゆとりが生まれ、充実した時間を過ごせます。

・精神的に満足(心の充実)

2世帯でいっしょに暮らすことは、家族の心の充実感につながります。子どもたちは昔のはなしを生きた知識として吸収し、おじいちゃんやおばあちゃんは現代の最新情報にふれることができます。なごやかな団らんが精神的な満足や張り合いにつながるでしょう。

・文化的に満足(文化の伝承)

親世帯の礼儀作法、伝統行事、冠婚葬祭の知識などの家の伝統、暮らしの知恵や習慣、生活文化などは家族固有の財産といえます。これらを日常的な生活を通して、親世代から子や孫の世代に伝えられます。

 

困った点

・世代の相違(価値観の違い)

親世代と子世代では、生きてきた社会環境によって基本的なライフスタイルがそれぞれにできており、価値観や意識の持ち方が違ってきます。この価値観のズレが育児、しつけ、男女感、経済観念、親戚、友人とのお付き合いなどに表れ、お互いの理解を難しいものにします。

・生活の相違(生活のリズム)

子育て中で働き盛りの子世帯と熟年を迎えた親世帯では、生活のリズムが合いにくいものです。1日の基本となる生活時間や余暇の過ごし方も世代によって違ってきます。一方に合わせようとすれば、一方に無理を強いる結果となり、長続きはしません。

・血のつながり(親子間・夫婦間の関係)

家事や育児などは、子世帯については甘えない様に、親世帯については手出しをしない様に心がけましょう。血でつながっている親子と、もとは他人の夫婦との関係の違いを理解しないと、感情面での交流も難しくなります。

・金銭の負担(金銭問題)

親世帯が働いているときは親世帯に経済的な負担がかかり、逆に高齢化すると子世帯に、というように、経済的な負担がどちらか一方に大きくかかりがちです。同居における家計費は出来るだけ事前に話し合って、分担を決めておきたいものです。

 

 

🔶登記・資金・税金について🔶

●登記について

単独登記:2世帯住宅の所有権を一人の名義で登記するもの。 注意→親子世帯が出資しいるのに単独登記をすると、贈与税が発生

共有登記:2世帯住宅の所有権を複数名義で登記するもの。(出資額の比率に応じる) 注意→住宅ローン控除が借入者それぞれに適応

区分登記:2世帯住宅を2戸に分けて、それぞれの所有権を登記(完全分離タイプに限定) 注意→家の中で行き来が出来ても、防火扉に鍵がかかれば2戸に

●融資

・公的融資や、民間金融機関で割増融資が受けられる場合があります。

・親子リレーローンなどいろいろな資金調達の可能性があります。

・住宅資金贈与の特例を利用して建築資金の贈与を行い、ローン負担を軽くできます。

●税金

・住宅資金贈与の特例により、贈与税が減額されます。

・一定の条件を満たしていれば、固定資産税の減額、不動産取得税の控除、登録免許税の軽減措置が適用されます。

・所得税の住宅ローン控除がうけられます。

 

 

 

 

 

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