収納スペースたっぷりの暮らし
「収納スペースが足らないので片付けができない」とご不満をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
では住宅ではどのぐらいの収納スペースを確保するのが適正なのでしょうか?建物全体では一般的に「延べ床面積の15%程度」が適正と言われています。「収納は多ければ多いほど良い」とのご意見もよく聞きますが、ただ実際には必要とされる部屋数や使い勝手によって10%程度でしか計画できないお家が多いようです。
また、15%以上確保されている場合でも「収納スペースが偏在していて使いにくい」場合もあります。
ポイントは、
①使う場所に、また片付けたいところにそれぞれ収納スペースがあるか
②個別の収納スペースと共用の収納スペースが区別されているか
の2点だと考えます。
●寝室に隣接したのウオークインクローゼット
部屋として独立しているクローゼットは衣類だけでなく、家具なども収納できます。一か所にまとめてしまえるのが最大の魅力です。寝室の家具を極力減らし、快適な寝室にできます。
実例写真:浜松市中区M様邸・浜松市中区I様邸・袋井市T様邸
主寝室と子ども室の共有のWIC 主寝室と廊下から入れるWIC
●玄関収納庫
玄関のすぐそばに靴や傘だけではなく、趣味で使うゴルフバッグやスノーボード、コートやお庭の手入れ道具類なが収納できます。
来客時には、扉を閉めて内部の物が見えない様にします。ウオークスルータイプにすれば、普段は家族用の出入口にもなります。
またシャッターやサッシを付ければ外部からも直接出し入れできます。
換気の為の窓や換気扇を計画しましょう。
実例写真:浜松市J様邸 ・浜松市西区S様邸・磐田市K様邸
玄関に収納するものはたくさんありますが、スペースがあまりとれない場合もあります。
その場合は平面的に大きくするのではなく、縦と横の両方の収納力をアップさせる工夫しましょう。下駄箱の棚板を斜めにすれば奥行きが浅くて済みますし、下駄箱や上がり框の下に空間を確保すれば、一時的に置いていたサンダルなどもスッキリ方付きます。造り付けで製作する場合は、メリットを生かして、見た目にスッキリ、収納力は抜群をいう玄関収納を目指しましょう。
●共用の収納
廊下やロビーなどに共用の収納を設けると便利です。また特定の季節しか使用しないものをしまっておくのも便利です。
実例写真:浜松市西区S様邸・浜松市東区I様邸・浜松市中区O様邸
書斎と寝室に面した納戸 廊下や階段部分に設けた収納
●個室の収納
実例写真:磐田市O様邸・浜松市N様邸・浜松市中区H様邸
クローゼット収納 ロフト階段+小物置き 可動間仕切収納