2017.09.08「木」のプロにお話をうかがいました!~その1~
浜松地域で一戸建ての注文住宅を手がける地域密着型工務店・田畑工事です。
私たちは天然木をふんだんに用いた「木の家」づくりを手がけています。
当たり前のことですが、「いい家」をつくるには、「いい木材」が不可欠です。
そのためには、木の目利きにすぐれた信頼のおける材木店とのおつきあいがなによりも大事です。
そこで今回は、『田畑工事』が普段からおつきあいしている「不動川材木店」の小池俊雄社長に
「木」のことや当社の木の家づくりについてお話をうかがいました。
「不動川材木店」は社屋が当社のすぐ近くにあり、
木のことでわからないことなどがあると気軽に声をかけて相談できる間柄です。
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Q:御社は「不動川」という社名が特徴的ですが、その由来は?
A:「不動川」というのは、実は浜松市天竜区春野町を流れる気田川の支流のことなんです。
私の祖父が不動川の流域で製材業を始め、浜松に出張所を設けていたのがきっかけで、
父の代から現在の下池川町を本拠地にして材木を卸す仕事を始めました。
『田畑工事』さんとも、もう20年以上のお付き合いになりますね。
Q:主に扱っているのはどんな材木ですか?
A:地元の天竜材、主にヒノキやスギを主に扱っています。
Q:ヒノキやスギの魅力はどんなところですか?
A:まず、ヒノキの一番の長所は虫がつかないことです。
「腐っても鯛」じゃないけど、ヒノキはたとえ表面が腐っても、中身は腐らないんです。
それは、ヒノキ特有の「ヒノキチオール」という成分が匂いを放ち、虫を遠ざけるからです。
しかも、同じヒノキでも、特に幹の芯に近い赤みの部分の方が腐りにくいんですよ。
そういう材は20~30年どころか、100年以上長持ちします。
Q:材木に「節」があるのを気にする人もいますよね?
A:そうですね。でも、実は節がないよりもあったほうが木は長持ちするんです。
なぜなら、節がある材木は、木の芯の部分に近い部分にあたるからです。
先程お話ししたように、芯の部分の方が材木は硬くて丈夫で、長持ちします。
シロアリにも強いし、変な癖も出てこないし、家づくりには最適だと思いますね。
でも節がポコっと抜けてしまった「死に節」というものや、あまりにも大きな節は例外ですがね。
Q:それらの特性はスギも同じですか?
A:そうですね。スギも芯に近い赤みの部分の方が長持ちします。
スギは柔らかくて、断熱性や吸放湿性にすぐれているという特徴があるので、柱・梁といった構造材や下地材、
室内の床・壁・天井から外装・デッキ、桶・樽といったものまで幅広く活用できます。
・・・・・さすがは木のプロ。木についてわかりやすく教えていただけました!
次回は引き続き、不動川材木店さんに、当社の木の家づくりや木の家の魅力についておうかがいします。どうぞお楽しみに。
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