2017.09.15「木」のプロにお話をうかがいました!~その2~
家族が末永く健康に暮らせる木の家をご提供する浜松の工務店・田畑工事です。
今回は前回(9/8「木」のプロにお話をうかがいました!~その1~)に引き続き、
当社が普段からおつきあいしている「不動川材木店」の小池社長に
当社の木の家づくりや木の家の魅力についておうかがいします。
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Q:『田畑工事』の木の家づくりについて、どんな感想をお持ちですか?
A:「雨楽な家」に代表されるように、無垢材をふんだんに使っているところがすごくいいと思いますね。
それは、木をたくさん使ってくれると材木店が儲かるからという意味ではなくて(笑)、
もちろんお客様の建てた後の暮らしを考えて、という意味ですよ。
Q:建ててからの暮らしというと、木の心地よさとか、調湿性とか、経年美とか・・・?
A:そういうことももちろんですが、メンテナンスのしやすさもポイントです。たとえば、
「建具」ひとつとってみても、新建材でできた既製品の建具は便利で安いですが、
その建具専用の金具を使っているので、実は修理や交換が大変なんです。
でも、無垢材で造った創作建具の場合は昔からよく使われている金具を使ってつくるので、
修理や交換もお客様ご自身が割と簡単にできるんですよ。
つまり、造りが単純なだけに、メンテナンスも簡単で自分でできるので安上がりなんです。
それに、新建材は日が当たると段々表面のラッピングがめくれてきてしまいますが、
無垢材はそんなことはありませんから、長持ちもしますよね。
確かに、無垢材を使って造作の建具はイニシアルコストがかかりますが、
長い目で見るとメンテナンスや取り換えが便利で、費用も新建材より安いし、
しかも無垢独特の高級感も味わえるので、ぜひおすすめします。
Q:逆に、木で建具や建物をつくる場合のデメリットはありますか?
A:木は常に呼吸をしているので、湿気が強いと膨張し、弱いと縮みます。
たとえば、真冬は湿気が少ないので床の木材が縮んで隙間がどうしてもできてしまいます。
一方、梅雨時や夏は湿気が多いので木材が膨張し、床板が盛り上がって波打ってしまうこともあります。
それは自然のことなので仕方がないことなのですが、木の種類や使い方、
施工時期によっても隙間の生じ方に差が出ます。つまり、つくり手が木のことをよく知っていないとダメなんです。
腕のいい大工職人は、建物の完成時期が夏か冬かによって板を張るときの間隔のとり方などを多少変えています。
その点『田畑工事』さんは腕の良い熟練の大工さんが仕事をされているので、
お客様も安心して家づくりをまかせられると思いますよ。
Q:木の床や柱を手入れするときにおすすめな方法はありますか?
A:スギもヒノキも雑巾を使って乾拭きする程度で大丈夫です。
水を使うとしても固く絞って使ってください。
乾拭きを続けるだけで徐々に木の艶が出てきます。
ヒノキもスギも、拭いているうちに木に含まれる脂(あぶら)が出てきて、
浮造り(うづくり)のように木目がくっきりと目立ってきます。
簡単な手入れを続けるだけでどんどん味わいが増していくのも、木の家ならではの魅力だと思います。
・・・「不動川材木店」さん、どうもありがとうございました。
『田畑工事』は、これからもお施主様に末永く愛される木の家をご提供していきたいと思います。
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