2016.02.28住まいとお金5
住宅価値を維持するポイント
現在、住宅戸数は世帯数を上回っています。
これからの国の施策方針としては、新築住宅中心だったものを中古住宅を
活用する方向へとシフトしていくと思われます。
平均28年程度で建替えをしていた現状があるのですが、これは家の寿命
が28年ということではなく、
●適切なメンテナンスを行っていない
●耐震性や耐久性(材質の経年劣化・シロアリ対策等)に問題がある
●省エネ性能が低い(寒い暑い)
●設備器具などの陳腐化
●ライフスタイル変化に間取りが対応できていない(バリアフリー化など)
などが大きな原因になっていると思われます。
新築住宅計画では家の価値をなるべくおとさない長期的な維持管理がで
きる家づくりが重要になってきます。
具体的には
●新築計画時に将来の間取り変更や減増築が可能な構造計画も同時に検討
●構造に影響を与える部分(シロアリ対策・防水等)は悪くなる前に点検補修
●設備変更に対応しやすい計画(キッチン・浴室・トイレ・各配管類)
●工事履歴を保管する
などを適切に行っていく事が将来に渡りコストダウンにつながると思います。