2016.08.23土地探し・選び方のコツ2
事前に希望エリアの価格のチェック
❐「土地の適正価格」を調べましょう。土地は定価のない「オープン価格」で、
近隣相場が設定されています。土地が相場や下記の3種の価格から、適正
な価格かどうかを判断しましょう。
①公示価格・・・国土交通省が毎年1月1日に全国3万数千の「標準値」につ
いて、土地価格の適正指標として公表。
(参考)国土交通省のHP「土地総合情報システム」で検索
不動産の取引価格もこちらで調べられます。
②路線価・・・国税庁が毎年1月1日に市街地の道路に沿った宅地について
価格を評価して定めます。主に相続税の算出に使われます。
③実勢価格・・・不動産会社や住宅会社のチラシ広告などに表示される土地価格
おおむね、実勢価格=相場といえます。
実勢価格>公示価格>路線価となります。
実勢価格の約70~80%が路線価の目安と言われています。
路線価÷0.7~0.8=実勢価格=相場となります。
※超人気エリアの沸騰価格には当てはまりません。
❐フリーペーパー、新聞、インターネットで希望エリアの売り土地情報を収集しましょう。
土地所在地、坪単価を地図に記載すると希望エリアの時価坪単価を把握しやすく
なります。
❐土地探しの基本知識を得た上で、実際にどのような土地かを目で確かめて、希望エリア
の土地の相場観を身につけることが大切です。良い条件の土地がでてきても決断できず
他の人に買われてしまうこともあります。
❐不動産流通の基本として相場以下の土地は出回らないと考えてください。土地は基本的
に相場で取引されるもの。早く売らなければ価値が下がる建売住宅やマンションの場合と
違い、土地はあくまでも「土地」。 完成品を買うのとは別物です。
※一般的に、プロが仲介する適正な土地取引には「掘り出し物」はないとお考えください。
「掘り出し物の土地を探したい」とお考えになる方は、競売物件の購入や地主さんとの直
接取引をする方法もありますが、権利関係が複雑になるため、一般の方にはリスクが高い
取引方法になります。