2016.08.24土地探し・選び方のコツ3
土地の探し方と不動産会社に接する心得
❐「希望エリア」へでむいて土地を購入した人に取引価格や売主情報を尋ねてみましょう。
新たな情報の入手が期待できます。
❐まずは、不動産業者と直接会って話しましょう。最近の取引事例や価格の上昇・下降状況
人気度などを尋ねてみると良いでしょう。地主から土地の売却を頼まれた不動産業者は買
主を自力で見つければ最大3%+6万円の手数料が売主と買主の両方(合計6%+12万円)
から入ります。そのため優良物件ほど外に出さない可能性が高くなっています。
❐不動産会社は数社訪問し、自分たちの要望を正確に伝え条件が整えば、確実に購入する
という意思を伝えるようにしましょう。その際マイホームの計画表を持参し、資金計画も伝え
ておきましょう。
❐不動産会社に「希望の土地が出れば、即購入する」と断言しておけばホットな情報が早く入手
できます。不動産会社は土地を早く流通させて手数料を稼ぐのが仕事ですから、本気にな
って未公開物件を一番に教えてくれます。新聞広告やチラシに掲載されている土地情報は人気
がない物件の可能性があるので要注意です。
※不動産会社は基本的に成約するまでは無報酬です。条件があやふやな方よりも、条件が
はっきりしている方や明確に購入の意思をもっている方に優先的にいい情報を提示してきます。
❐「希望エリア」へ出向いて自分の足で土地を探してみましょう。
現地で売り出し中の最新物件や、空き地・遊休地から、売り情報をキャッチすることもあります。
❐不動産流通の半数以上はレインズ(不動産流通機構)を通じて行われます。
売主が不動産会社に相談するとレインズのコンピューターネットワークシステムに物件を登録し、
レインズ会員の不動産会社が買いたい人に情報提供する仕組みになっています。
❐最近では、最新情報を得るにはやはりインターネットがおすすめです。24時間いつでも効率
よく自分の条件にあった情報を引き出すことが可能です。情報公開日を一週間以内に設定し
て検索すれば最新情報だけをみることもできます。また、スマホ対応の無料アプリをダウンロード
すれば空き時間に最新情報の閲覧も可能です。
不動産会社からしても、広告宣伝費や人件費の削減もできるので、これからはもっとも力をいれ
てくる情報発信源となってきます。
❐チラシ、フリーペーパーなど紙媒体は近隣相場や特性を知ることができるので、目を通す価値が
あります。常時持ち歩くことができ、同時に複数の物件を比較しやすく、売主が急いでいる場合に
は値段を下げてチラシを出す場合もあるので要チェックです。
❐2年を目安に土地を探しましょう。不動産業界では、「本気で2年探せばよい物件が見つかる」と
言われています。にもかかわらず決断できない人は「どこかにもっと良い物件があるはずだ」と思
ってしまう為です。価格と条件のめいかくな基準を持ち、自分にとって良い物件かという物差しを
持つことが大切です。
❐いい土地を見つけた場合、注意したいのは過度の値引き交渉(指値さしね)です。相場から限度
を超えた指値は売主のプライドを傷つけ感情をあおり、「あの人だけには絶対売りたくない」となっ
てしまいます。
「すごく気に入ったので是非買わせていただきたいが、予算オーバーなので価格の相談にのって
欲しい」というスタンスが良いと思います。
❐古い家のある物件も検討してみましょう。解体費用が必要な事と更地になった状況が分からない
為、敬遠されがちですが、水道の引き込みと整地にすることで、更地と同じ条件以上になる事も
あります。更地の少ないエリアでは古い家のある物件を探すのも方法です。
解体更地渡しの値下げ交渉ができることもあります。