2016.01.11家を建てる前に家計の見直しを
家は建てたいけど、「将来不安」のために決断できない、という人が増えていると思います。
借金大国の日本、アベノミクスの光と影、終身雇用の崩壊、子供の教育資金、親の介護、
自分の老後資金、年金崩壊等々。これらが胸を締め付けます。
人生の三大主出は、①住宅資金 ②教育資金 ③老後資金 です。
住宅ローンを借りると、長期間の返済が必要ですが、会社の業績には波があり、リストラ
の恐れもあります。そのため、多額の住宅ローンをかかえるのは大きな不安材料です。
子どもの教育資金は節約したくありませんが、幼稚園から大学まですべて私立の場合
は、2394万円。すべて国立の場合でも1053万円の教育費がかかると云われます。
人生90年時代が到来し、定年後に必要な老後資金は、年金以外に3016万円とか。
年金の開始年齢の引き上げ、年金の支給率のダウン。お金の備えが心配です。
暮らしの負担増が予測されるなか、家計のやりくりが今より厳しくなることは目に見えて
います。消費税、厚生年金保険料、健康保険料、電気料金、食料品等々。
年収500万円、4人家族の世帯で、年間の家計負担増が34万円になるという試算もあり
ますが、この穴埋めをするには、節約か収入増しかありません。
そこで、家を建てる前に「ライフプラン」を検討することをお勧めします。
生涯のキャッシュフローを検討し、生涯収入を把握した上で、家計の見直しをし、生涯
収支が黒字になるようにライフプランを改善することができればベストです。
住宅ローンの選択、保険の見直し、老後の資金調達、定年後の働き方などをしっかり
考える事が重要です。
人生を黒字化する目標がたてば自信を持って住まいの新築を決断することができます。
建築予算を削減しなくても大丈夫です。皆さんが安心して家づくりに取り組めるように
応援したいと考えています。