2016.06.02狭小地を上手に活かす、家づくり
条件の悪い土地も上手にいかして
一般的に約15坪(50㎡)以下の土地の事を「狭小地」と呼びます。狭小地は面積が小さく価格が安い上に用途が
限定されるため、同じ地域の通常の土地に比べ坪単価も安い傾向にあります。さらに変形地も多いのが特徴です。
条件の悪い土地でも、少しの工夫で窮屈さを感じさせない広々とした家づくりを実現することも可能です。
ここでは、市街地によくある、間口が狭く奥行の深い敷地に建つ、「雨楽な家・町家」をみていきます。
■限られたスペースに、プラスアルファでロフトを設けてみるのもあり。
狭小地住宅に最適なスペース有効法のひとつとして、ロフトがあります。寝室や書斎、収納、子供の遊び場
、大人の隠れ家としても。使用用途もいろいろで、家族の楽しみスペースにもなり、さらにはフロアを広く活用
できるメリットがあります。限られたスペースだからこそ無理や無駄をなくした、こうした設計テクニックを積極的
に取り入れていきたいものです。狭小地ながらも、ストレスの無い開放感あるれる家づくりを目指したいですね。
■陽だまりの中庭が、この家のかなめ。夜は光を採り入れ、夜景を演出
「雨楽な家・町家」の様にコの字型で建つ家は、中庭が家の中心となる造りになります。
家の中心である中庭に間接照明を設けることで、夜でもたっぷりと光を採り入れられます。
さらに、無駄な電気を使う必要がなくなるため、電気代の節約にもつながります。
夜の光がふりそそぐ土間やリビングで、夫婦そろって晩酌するもよし。夏場には縁側にす
わって家族そろって涼むもよし。「灯り」でつくる、くつろぎ空間で夜景を演出します。
どんな敷地も少しの工夫を加えて、有効活用し快適ないえづくりをしていきたいですね。