浜松市浜北区 M様<家族構成:ご主人・奥様・長女>
洗練されたデザインに素材の優しさをプラス
家づくりには、こだわりたいポイントがいくつかあるもの。デザイン、使いやすさ、強さ、身体への優しさ、そしてコスト。何かを優先させれば、他の何かが犠牲になることも…。ところが、それらのポイントにバランス良く配慮し、満足できる一棟を建てた方がいる。浜松市のMさんご一家だ。
「自然素材を使いながらも、デザインはあくまでスマートに」。それがこの家のコンセプト。天竜檜の構造材やムクの床、珪藻土の壁など、自然素材を適度に用いながらも、野暮ったくならないように配慮。田畑工事と提携している東京のインテリア・コーディネーターと相談しながら、アンティーク雑貨が似合うようなモダンなスタイルに仕上げている。また、自然素材を濫用しないことが、コストの節約にもつながった。さらに小屋裏には大きな収納空間も確保。延床面積35坪のコンパクトな佇まいでありながら、収納率18%を実現して、暮らしやすさも上々だ。
来春には娘さんも小学校にあがるというご一家。その新しいスタートにふさわしい、温かくもスマートな家の完成だ。(iebon掲載記事より)
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洗面台の白いタイルはキッチンの天板と同じものを使用。アンティークな蛇口や照明にもマッチするように創作されている。
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子供部屋は2階南側の最も明るい場所に。床板や建具などがすべてムク材なので、冬でも暖かい。通常、床や壁など室内の表面積の1/3を自然素材にすれば健康住宅になるとされるが、M邸は約半分が自然素材。十分でありながら多すぎない、ちょうどよい量だ。
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キッチンは奥様のこだわりであるKOHLER社のシンクに木製の台を組み合わせた。白いタイルもお気に入り。
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屋根裏収納は固定階段付きで使い勝手も良い。勾配天井を利用しているため開放感があり、たくさん設けられた窓からは光も十分に入って明るい。
テーマは自然志向型の「ナチュラルモダン」。床板や建具、手すりなどすべて無垢材、壁は珪藻土塗り。 リビングの中心に配置された暖炉により、吹抜けやリビング、階段を通じて家全体が効率よく温まるように設計されていて、省エネルギーかつ快適だそうだ。
間取り図
家づくりデータ
面 積 | 土地面積/175.18m²(53.00坪 ) 床面積/1階52.00m²2階57.00m² |
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構 造 | 木造2階建て+屋根裏部屋 |
工 法 | 木造軸組工法 |
工 期 | 5ヶ月 |