木構造
田畑工事では無垢の木の構造美をありのままに見せる家を目指しています。だからこそ1棟ごとに確実に構造計算を行って、構造設計一級建築士監修による「構造計算書」を付けてお引渡ししています。木造軸組工法は古来より大工さんの勘と経験に依存して発展し受け継がれた大切な日本の文化だとは思います。ただ、現在2階建て以下の木造住宅には構造計算は義務化されていないので、仕様規定のみをクリアした建物が多く、「安心な建物」として科学的な根拠を数値で確認できない事が多いのが現実です。どのぐらい安全なのか(余裕がどの程度あるか)を数値で確認でき、将来の増改築やリフォームの時に役立つ「構造計算」を全棟実施いたします。
土台・柱(建物最下部と縦に使う木材料)
「土台」は木構造の最下部にあたる重要な構造体です。当社では丈夫でシロアリに喰われにくい「国産桧」を標準仕様としています。(お施主様のご希望によりヒバを採用する場合もあります)シロアリ対策としては環境にやさしい天然素材でできた薬剤「天然ピレトリンMC」という薬剤を標準仕様としています。ただ、規定でも桧は防除薬品を使用しなくとも良い材料と認定されているので、アレルギーなどで薬品にご不安がある方は、薬品を使用せず、他の建築的な工夫で対応もいたします。
「柱」(縦に使う材料)にも構造耐力が高く、古来よりの伝統建築物に多く使われている「国産桧」を標準仕様としています。(お施主様のご希望により国産杉を採用する場合もあります)
横架材・桁(横に使う梁などの木材料)
梁に使う木材は国産杉もしくは松を採用しています)
床組
床には、建物に働く水平力(地震力や風力)を耐震壁へ伝達するという大切な役割があります。耐震上、十分な強さを持つように計画しなければなりません。従来よりの根太の上に床板ではなくm構造用合板を大引または梁に釘で直接緊結する「根太レス直張り」で床を施工します。この工法が最も高い耐力(床倍率3倍)となります。
耐力壁
建物外周は工場により精度よく断熱材はめ込んだ耐力パネルを標準仕様としています。
軒先
無垢の木の家の良さをアピールできる軒先には垂木と軒裏は化粧の無垢杉材木材保護塗料仕上げを標準仕様としています。